#僕たちの妊活はじめました。,  #妊活

#2 タイミング法って、思ったよりプレッシャーだ ~「“今日が排卵日”って言われた僕の本音」~

「僕たちの妊活始めました。」シリーズ

#1 はじめて“妊活”という言葉に向き合った日~まだ自分ごとじゃなかった僕が、調べて涙した夜~

 

「今日が排卵日らしいから、タイミングとろうね」

 

妻からそう言われた瞬間、うまく笑えなかった自分がいました。
妊活って、夫婦で協力するものだし、当たり前のことなんですけど。

 

いまこのタイミングで求められてる”と意識した途端、体がぎこちなくなってしまう。
それって冷たいことなんだろうか?頼りないって思われる?

 

自分でもよくわからない不安が押し寄せてきた夜のこと、正直に書いてみようと思います。

 

排卵日=やるべき日?の違和感

「タイミング法」って、頭でわかってても心が追いつかない

頭では分かってるんです、今日がいいタイミングだって。

もちろん、妻の気持ちも分かってるんです。

 

だけど…。

 

心が追いつかないんです。

 

別に妻のことが嫌いな訳じゃないです。

妻との行為が嫌いな訳でも、もちろんないです。

 

けど。

あ——————————。

 

「ちゃんと応えなきゃ」がプレッシャーに変わった瞬間

「ちゃんと妻の気持ちに応えなきゃ。」

そんな私の気持ちが、どんどんプレッシャーに変わっていきました。

 

プレッシャーのせいで性欲がわかないのか、そもそもないのか。

それとも性欲がないフリをしているだけなのか。

 

そのプレッシャーがレスにまで発展していたこともあるほどです。

 

夫婦なのに“義務感”を感じてしまった理由

夫婦なのに、夫婦なのに義務感を感じてしまっていました。

本来感じるべきではない”義務感”を。

 

なぜ義務感を感じたんだろう?

 

私が妊活に義務感を感じてしまった理由はいくつかあります。

その中で最も大きな理由は、妻との妊活への温度差を感じたことだと思います。

言い方はとても悪いのですが、妻からの妊活の無言の圧力をとても感じていました。

 

私も子供がいらないワケじゃない。

けど私の中では行為が先にあって、あくまでその先に子ども。

その行為も快楽や愛情があってこそ、義務じゃない。

 

ですが妻からの妊活の話と無言の圧力。

私の中で、行為が快楽や愛情の表現のためのものから、子どもを作るための義務的行為に切り替わってしまいました。

 

年齢的にも妻が子どもを欲しがる気持ちは理解しているし、そのつもりで結婚もした。

けど私だって、悪くない。

 

そんな思いでした。

 

そのとき、僕たち夫婦が話し合ったこと

「妊活を前向きに続けたい」その想いは同じだった

「プレッシャーと義務感が辛いから、じゃあ妊活をやめるか?」

そんなことにはなりませんでした。

 

2人の答えは決まっていました。

「前向きに妊活を続けたい。」

 

想いは同じ。

けれど、そんなことは私も妻も分かってるんです。

問題はこのプレッシャーや義務感、不安をどうやって解消するか。

一度はレスにまでなったこともあるので、義務感をキッカケにまた行為がなくなるのも怖い。

 

気持ちや思いは同じでも慎重にしないと、レスになって今度は別れてしまうのでは。

そんな感情が頭をよぎったこともあります。

 

プレッシャーも不安も、言葉にしてみることの大切さ

全部、全部。

プレッシャーも不安も何もかも、言葉にしてみる。

 

「どうせ自分には子どもは無理」

「もう子どもを作るのはやめよう」

「疲れる、もう嫌だ」

 

これは私が妻に泣きながら投げつけた言葉の一部です。

ですがこの言葉をキッカケに、義務感どころかレスさえもも解消しました。

 

以降、レスや義務感で不安を感じたことはありません。

流産をしてしまいましたが、妊活再開後のプレッシャーやレスなどは一切不安がありません。

 

「できたかどうか」より「一緒にいたかどうか」

「できたかどうか」より「一緒にいたかどうか」が大事な気がします。

 

特に、男性は義務感を感じてしまうと行為ができなくなってしまうように思います。

少なくとも私はそうでした。

 

妻は焦っていた。

だから私の気持ちよりも「できたかどうか」を優先してしまった。

それゆえ私は、うまくできなかった。

妻のせいにしたくない気持ちが、さらにプレッシャーを増長させた…。

 

けれど不安をコトバにしたことで、一緒にいることが大事になりました。

 

「できたかどうか」も、もちろん大事。

でも夫婦で「一緒にいたかどうか」が、一番大事。

 

コトバにして、本当に良かった——————。

 

まとめ:妊活は、“気持ちのタイミング”を合わせることから始まるのかもしれない

タイミング法は、シンプルな方法です。

お金がかかるわけでもないです。

排卵日に合わせて、ただ行為をするだけです。

 

シンプルですが、そのシンプルさが逆にハードルを上げることもあるんです。

 

しかしそれは、自分が未熟だからではないです。

うまくいかなかった夜、できなくなってしまった過去。

失敗なワケじゃないです。

 

「2人がどう感じたか」を共有すること、コトバにすること。

伝え方が不器用でぎこちなく、ケンカになってしまうこともあるかもしれない。

 

けどコトバにして伝えることで、2人の心の距離が少しだけ近づいた気がしました。

 

妊活って、どうしても体のことが先に来てしまいがち。

けど、心の準備が必要なんだなと実感した2回目の記録でした。

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