#僕たちの妊活はじめました。,  #妊活,  #流産

#1 はじめて“妊活”という言葉に向き合った日~まだ自分ごとじゃなかった僕が、調べて涙した夜~

「僕たちの妊活始めました。」シリーズ

第一話。

 

“妊活”って、妻のことだと思っていた。
でも、ある夜、検索していたら涙が止まらなくなった——。

正直、私にとって「妊活」って最初は他人ごとでした。
妻が真剣になるほど、どこかで距離を置いていた自分がいた気がします。
でもある日、調べて、知って、涙が出て…。


これは、そんな私の妊活初期の記録です。

 

なぜ“妊活”が自分ごとじゃなかったのか

無知ゆえの「なんとなく妻に任せればいい」という考え

私は、妊活を始めた当初はまったくの無知でした。

自分から知ろうとすることはせず、情報源はすべて妻から。

そのくせ、一丁前に子どもは欲しがる。

 

そして無知ゆえの「なんとなく妻に任せればいい」という考え。

2人の話を妻に投げっぱなしにしてるだけ。

ウンウンと同意しかしてない、むしろそれしかできないだけなのに。

 

妻を想って寄り添っているつもり。いい夫気取り。

 

言葉だけが独り歩きして、心が追いついていなかった

妊活、という言葉だけが独り歩きして、私の心が追いついていなかったんだと思います。

 

「妊娠・出産って女性がするものだし」という甘い意識。

「自分は女性じゃないから知識がなくても仕方がないでしょ」という知らなくて当然という気持ち。

「ウンウンと同意すればいい夫じゃない?」という気持ちと、けど日に日に感じる夫婦の温度差。

 

けどどうすればいいのか分からない。一応、それっぽく調べてみるも、やはり心追いつかず。

 

「調べたって、結局詰まるところ性行為するだけでしょ?」

なんて、調べながら思う時も。

 

本当に大事なことは「情報」ではなく「向き合う姿勢」

調べて情報をためこむのは得意な私。それで妻に追いついたつもり。

妻の妊活の話の内容もわかる。わかるんだけど…。

 

当たり前ですが、調べれば調べるほど妊活の知識もついてきます。

そして妻と妊活について話せば話すほど、距離感や温度差が縮ま・・・らない。

 

頭ではわかってるけど、なんだろうこのモヤモヤ?

 

どこか他人事だった。今思えば妻任せだった。

 

足らないのは情報じゃなく妊活に、もっと言えば妻と「向き合う姿勢」が欠けていました。

 

妻の気持ちに寄り添って、「妻がするもの」から「2人でするもの」という意識の変化。

それからは情報量より、妊活や妻と向き合う姿勢を大事にするようにしました。

 

調べて初めて知った“妊活の現実”

「排卵日って?」「タイミング法って何?」から始まった検索

「女性ではないから知らなくて当然」という甘えからスタートし、とりあえず知っている言葉を検索しました。

そのワードだけを知っている状態。そんな低いレベルから、始まっています。

この低いレベルで妻にそれっぽく話を合わせていただけなのにいい夫気取りだったのは、今思えば妻に全然寄り添えていませんでしたね。

 

どんどん調べて知識を入れて、それでも温度差は縮まらず。

しかし妻を想う気持ちはあったので、調べることはやめず。

 

その中で向き合う姿勢が大事だと気づくことができて。

すると情報に触れる自分の気持ちも変わっていって―――――――。

 

知れば知るほど、妻の思いが重く伝わってくる

妊活について知れば知るほど、妻の妊活に対する思いが伝わってきました。

その情報は妻が書いたワケじゃないのにね。

 

妻は昔からずっと、子どもが欲しいって言っていた。

妻は妊活のために、病院にも1人で行っていた。

妻は、―――。

 

妻の思いが自分に伝わってくる。

 

ブログや体験談を読みながら、気づけば涙が出ていた

ブログや体験談を読み進めていくと、妻の強い思いや寄り添っていない自分のダメさを感じさせられました。

妻は一人で抱えていたんだね。

 

気づけば…。

 

そこから私は妻の気持ちに寄り添って二人三脚でがんばっていく決心をしました。

妻だけのことじゃない、妊活は夫婦のことなんだ。

妻に寄り添って支える、それができなくてどこがいい夫なんだ。

 

私は妻のために、変わる。

 

自分にできることは、まだあるのか

情報収集だけではなく、“想像力”を持ちたい

情報収集。もちろん、それはしないといけません。

妊活情報は妊活をする妻を安心させるために、必要不可欠なものです。

けれど妊活情報は、あくまで最低限必要なものというだけです。

 

妊活情報さえ知っていれば、妻の話の内容を理解できれば、OK?

違います。

 

妊活をする妻に対して、自分にできること。

それは、

想像力をもつこと!

 

情報を調べていく中で妻の気持ちを少しでも想像する。

想像した妻の気持ちは、実際の妻の気持ちと違うかもしれない。

けれどその違いはコミュニケーションを取っていけば正していける。

正していけば、次に想像する妻の気持ちの鮮明度はさらに上がる。

 

想像力を持つこと、それが今の私にすぐにできること。

 

すぐに何か変わったわけじゃないけど、意識は変わった

すぐに何か変わったワケじゃありません。

距離感も温度差も。けど、

 

意識は確実に、変わった。

 

私の意識は変わりました。

自分の意識が変わっただけでは、人には何も変わっていないように見えると思います。

実際、自分で変わったって思い込んでるだけ、言い聞かせてるだけだったかもしれません。

そんなこと、どうだっていい。そんなことより、

 

いま、妻に寄り添いたい。

 

「一緒にやろう」って、心から言えるようになるために

一緒にやろう、一緒にがんばろう、と心から妻に言えるようになるために、

何をすれば。

 

これをした、あれをしたから言える!なんて簡単なモノじゃない。

正解なんて見えない。分からない。

 

いろんなことを調べたり、妻とコミュニケーションを取ったり、失敗したり。

それでももがいて、姿勢を見せて道を探して。

 

そうした結果、いつのまにか心から言えるようになってるんだろうね。

妻、がんばるよ。

 

「一緒にやろう」って、心から言えるようになるために。

そしてそのコトバを妻に、気持ちよく受け取ってもらえるように。

 

まとめ:最初の一歩は、無知を認めることだった

「知らなかった」「考えてなかった」—

その気持ちに気づけたことが、私の妊活のスタートでした。

未来がどうなるか、分からないです。

けれど、

「気づけてよかった」と最後に必ず言えるように、これから頑張っていきます。

もう妊活は妻だけのことじゃない。

私の妊活が、始まった―――。

「僕たちの妊活はじめました。」シリーズ

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