
#3 ドラッグストアで立ち尽くした僕の選択 ~“葉酸と亜鉛”を手にした日~
「僕たちの妊活始めました。」シリーズ
#1 はじめて“妊活”という言葉に向き合った日~まだ自分ごとじゃなかった僕が、調べて涙した夜~
#2 タイミング法って、思ったよりプレッシャーだ ~「“今日が排卵日”って言われた僕の本音」~
妊活を始めて数ヶ月。タイミングを意識しながら過ごす日々に、少しずつ“当事者感”が芽生えてきた頃。
けれど僕の頭の中には、まだどこか「妊活=妻が頑張るもの」という思い込みが残っていた。
そんなある日、スマホで“妊活中 男性 サプリ”と検索してみた。
すると出てくる、出てくる。「葉酸は男性にも必要」「精子の質には亜鉛が大事」…。
それだけなら、まだ“へぇ”で済んだかもしれない。
でも、妻に言われた一言で、スイッチが入った。
「今度、ドラッグストアでサプリ見てきてくれる?」
妻に頼まれた。それだけのこと。
なのに、僕はドラッグストアのサプリ棚の前で、動けなくなってしまった。
葉酸ってどれ?
男が飲むのもあるの?
これ、本当に僕に必要?
初めての“妊活の買い物”を通して感じた、僕の中の小さな変化の話です。
妊活って、女性が頑張るものだと思ってた
妻が飲み始めた葉酸サプリ
妻が妊活には葉酸サプリがいいと聞いたようで、葉酸サプリを飲み始めた。
🗨️ 心のつぶやき:私「(女性だし、身体のことが気になるんだな。)」
ごめんなさい。
この時はまだ「妊活って女性が頑張るもの」って先入観があって、正直妻の言葉を聞き流している感じでした。
男性は妻の妊活にウンウンと頷いて付き合っていけば、それだけでALL OK いい旦那、くらいに思ていました。
知識なんてなくても、することをするだけでOK。そんな認識。誤ってないけど、今にして思えば、うーん。
しかし妊活をしていく中で、私も妊活のネット記事を流し見程度はするようになりました。
そんなとき、ある記事を見かけて驚きました。
ネットで「男性も飲んだ方がいい」って見かけて驚いた
ネットの記事で「葉酸や亜鉛のサプリを男性も飲んだ方がいい」という記事を見かけたんです。
正直驚きました。
🗨️ 心のつぶやき:私「(えっ…男性も飲むの!?いやでも、飲むって書いてあるしなぁ・・・。)」
男性が飲むなんておかしい!とはさすがに思わなかったものの、当時は妊活に対する理解や認識が甘く、男性もサプリ飲んだりして夫婦で一緒に努力するんだ…と驚いた記憶があります。
そもそも最初は妊活してるというのが、イコール「性生活はしてるよ。レスじゃないよ」くらいのアピール程度のことだと思っていましたので…。お恥ずかしい限りです。
それなら、、、
飲むか!
私が選んだ“葉酸+亜鉛”サプリ
なぜその商品を選んだか?(価格・無添加・続けやすさなど)
私がサプリを選ぶ中で、重要視したポイント
- 価格が安い
- 国内大手企業
- 女子感がない
- プロ仕様(っぽい)デザイン
- 生々しいワードが入ってない
- 他の成分は入ってない(妻と一緒に飲むため)
- アマゾンで購入できる
- アマゾンでの肯定的レビューが多い
「なぜこれらを重要視しているのか?」を、1つ1つ解説していきます。
価格が安い
正直、サプリの効果って半信半疑。
薬ではないし、そもそも今まで飲んだサプリって妻に勧められたビタミンCを気が向いたときに飲んだだけだし・・・。
それも効果があるのかないのか。飲まなかった世界戦を見てないから分からない。
🗨️ 心のつぶやき:私「(けど試してはみたいよな、あくまで安かったらだけど。)」
効果があるのかないのか分からないものにお金は出したくない気持ちと、
効果があるかもしれないなら飲んでみたいという気持ちと、
半々なところ。
国内大手企業
しかし体に入れるものですので、よく分からない企業が作っているものはいくら良いと謡われていても飲みたくないです。
レビューや口コミが良くたって、操作されてそうだし・・・。
国内大手企業が絶対正しい!というワケではないですけど、聞いたことのない企業の物を飲むよりは安全でしょう。
女子感がない
私は男性なので女子感があるものは、手に取りにくいです。
いや家で飲むだけではあるんですけど・・・。
色合いがピンクとかのパステルカラーで、妊活ナントカ~みたいなワードが入っていて。
こういうのは本当に手に取りにくいです。
そういうのを手に取って「妊活に理解あるオレ感」とか「妊活がんばっちゃってる感」がなんとなく嫌。
家で飲むときも妻にドヤ感が出そうですし。いや自意識過剰なのは分かっているんですけど―――――。
プロ仕様(っぽい)デザイン
プロ仕様(っぱい)デザインは、逆に手に取りやすいです。
あくまで「それっぽい」デザイン。シュッとしてる感。
言葉で伝えるのが難しいんですけど、ゴリゴリに男な感じでもなく、医薬品に近い真面目なデザインで・・・こう、シュッとしてる感じ。
「妊活に理解あるオレ感」とか「妊活がんばっちゃってる感」は出したくないけど、
「あぁ、妊活に葉酸とか亜鉛って効くんだ。オレ、元々健康意識高めだから妊活とか意識する前からフツーに飲んでたわ」感は、演出したいッ!
ブラインドカーテンから差し込む朝日。
いつものパンとコーヒー。そして健康を意識してカルくサプリも摂っちゃう。あくまでカルく。
「(これ飲んでるオレ、かっけぇ…)」
サプリを飲み続けるには「飲んでるカッコいい俺」の演出は必須。
生々しく雄々しいワードが入ってない
とはいえ、精力増強とか男の自信とかみなぎるパワーとか野心あふれるとか
そういった類のワードは、ちょっといいかな・・・。男感強すぎるのも手に取りづらいですね。
どちらかというと、そういう感じだと妊活より性行為のイメージが強いですし。
目的が少しズレてる気がしちゃいます。
あくまで個人的な感想ですけどね。
他の成分が入ってない、かつ無添加(妻と一緒に飲むため)
他の成分や添加物が入っているものは避けています。
というのも、添加物は身体によくないし他の成分が入っていると妊娠後に妻と一緒に飲めないからです。
葉酸のサプリメントでの摂取は、厚生労働省からも推奨されています。
他の成分のサプリメントは、特に推奨はされていません。
ですので、妻が一緒に飲めるのは葉酸単品(他成分なし)だけかな、と。
一緒のサプリを飲む方が「妻はこっちの葉酸、私はこっちの葉酸」とならないので楽ですしね。
アマゾンで購入できる
楽天や他の通販サイトの方が安い物とかオトクな物はあるかもしれません。
個々の通販サイトはプラットフォームのデザインが違いすぎて比較が大変すぎます。
ですのでさすがに一つ一つ検討は難しいかな、と。
で!
楽天はマーーーーーーーーージで見にくいです。
どこに何が書いてあるか全然分からん。感情に訴えかける広告みたいな商品説明を縦長に表示させるのは見ててイライラしてくる。
雰囲気でこれ良さそう♬じゃなくて比較したいのに、商品ごとに説明画像のテンプレが違うから何がなんだか分からん。
それと私はAmazonのクレジットカードを持っているので、Amazonで購入すればポイントがつきます。
(Amazonで家族の生活用品をまとめて買うってなると高額使うことが多いですし、Amazonクレカはポイントのために持っておいた方がいいかな、っていうのは余談。)
アマゾンでの肯定的レビューが多い
そして最後に、肯定的なレビューが多い物がいいですね。
まぁ大手企業の商品ですので、
否定的なレビューが多いとか
レビューが少なすぎてどういった商品か分からないとか
肯定的レビューが多いが、サクラが書いてるような怪しさがある
なんてことは、ほとんどないんですけどね。
ここまで来たら購入前の最後の一押しとして軽く確認する、くらいのものです。
飲んでみた感想(体調の変化・習慣としての継続)
体調の変化は、いい!
と言いたいところですけど、正直サプリを飲んでない世界戦が分からないので気休め程度かもしれません。
ですがこんなところで嘘を書いても仕方がないですしね。
まぁしかし葉酸と亜鉛両方買っても正直値段は知れてます。
というかそもそもの話なんですけど、危ない薬じゃないんですから、そんな効果がすぐにギンギンにわかるほど出るというものではないでしょうし。
金の延べ棒をこするような胡散臭い民間療法でもないし、たぶんそれなりには効いてるんだろうな~、という感想です。
効果のほどは素人の私には不明瞭な部分がありますが、この低価格で妊活習慣をつけられるのはいいなと思いました。
「(これ飲んでるオレ、かっけぇ…)」
選び抜いたこのサプリで、この自意識も一緒に、継続していきたいと思います。(笑)
これが、僕の妊活の一歩だった
サプリを買って飲むだけ。でもそれが“当事者意識”への第一歩
サプリを買って飲むだけです。
本当にそれだけです。
妻みたいに病院いって薬もらって飲んだり検査したり、基礎体温つけてみたり、なんてしてません。
妻と比べたら、やってることなんて本当に小さなことです。
しかしその小さなこでも、当事者意識は作れるんです。
小さなことかもしれませんが、2人の妊活の大きな第一歩です。
🗨️ 心のつぶやき:私「(飲むだけで当事者意識が作れるならいいな)」
数万数十万するのであれば躊躇してしまいますけど、葉酸75日分と亜鉛75日分療法購入しても1500円程度ですからね。
月700円もいってないですね。この額で当事者意識を作れるなら正直激安だと思う。
逆に月に700円ケチッたところで何もできないしな…。
1人でラーメン食べにいって妻に怒られるか、サプリを飲んで当事者意識をもって妻に褒められるか・・・・・。
それなら、、、
飲むか!
自分が妊活に「参加している」感覚が芽生えた
男性だから、って言い方をしたらよくないとは思うんですけど、やはり実際に生む側の女性と比べたら参加意識が薄いのが現実な気がします。
少なくとも、私はそうでした。
ですが葉酸と亜鉛のサプリをセットで飲むことで、妊活への参加意識が芽生えました。
妻にはまだまだ追いつけないですが、それでも参加意識がほとんどゼロだったのがイチになったのは大きな一歩。
「当事者意識をもって妊活に参加する」
妊活の結果がどうであれ、夫婦関係には間違いなくよい作用をすると思います。
サプリを飲むだけで、こんなことに気づけたのは大きな収穫でした。
まとめ
妊活=女性の努力だと思っていた自分が、サプリを買った日。
小さなことだけれど、「私にもできることがある」と思えた、最初の一歩でした。
いま妊活に戸惑っている男性へ。
「サプリから始めてみる」というのも、立派なスタートかもしれません。


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