「育休を取ってほしい」
妻からそう言われたとき、正直、げげっとなりました。
私は「育休は女性が取るものだ」と思っているわけではないんです。
ただ、男性の育休は、公務員や大企業の話であって、
今の自分には現実的ではないと思い込んでいたんです。
取れるかどうか以前に、
給料のこと、キャリアのこと、
そして職場でそれを口にすることへの抵抗感。
この一言をきっかけに、
今まで見ないふりをしていた不安が、
一気に表に出てきました。
男性育休が「無理だ」と感じていた理由
私は、男性育休そのものに反対していたわけではありません。
ただ、
男性であること
給与水準が高くないこと
介護職であること
こうした条件を考えると、
「制度はあっても、実際に使えるのは一部の人だけでは?」
と思ってました。
仮に取れたとしても、
職場の目はどうなるのか
評価や昇進に影響は出ないのか
そう考えると、
「言いづらい」「気まずい」という感情が先に立ったんですよね。
お金の不安を分解して気づいた「本当に怖かったもの」
最初に浮かんだ不安は、やはり給料でした。
育休中に給料が減ったら、
生活が回らなくなるのではないか。
将来の貯蓄に影響が出るのではないか。
ただ、冷静に考えてみると、
すぐに私たち夫婦の生活が破綻するわけではありませんでした。
一時的な減収の総額も、
長い人生で見れば、致命的とは言えないかもしれないです。
そうやって一つずつ分解していくと、
本当に怖かったのは、
育休中にお金が減ることではなく、
今の給与水準がこの先も続くこと
だと気づいたんですよね。
子どもが生まれることで、
「自分の問題」だったものが、
「家族の問題」になった。
その現実を、
育休という話題が一気に突きつけてきたのだと思います。
取らない方が楽だと、分かっている自分
正直に言えば、
育休を取らずに働き続ける方が楽です。
給料は変わらない
職場で気まずい思いもしない
上司に言い出す必要もない
短期的に見れば、
何も変えなくて済みますからね。
でも、その選択をした自分を、
私の妻はどう見るでしょうか?
どれだけ理屈を並べても、
「取りたくなかった」という本音は、
きっと伝わってしまうでしょうね。
守られるのは、
自分の小さなプライドだけで、
夫婦の信頼は、少しずつ削れていくと思います。
そう感じたとき、
長期的には、
取らない方が後悔するかもしれないと思ったんですよね。
出産直後にそばにいなかった後悔は、きっと残る
もし出産直後、
仕事を理由にそばにいなかったら、
そのことは、ずっと心に引っかかると思います。
妻を支えたい気持ちは、本物です。
妻自身も、育休を望んでいます。
それでもなお、やっぱり
「働き続けたい」という気持ちが
自分の中にあるのも事実です。
楽だから。
悩まなくて済むから。
だからこそ、
今、こんなにも葛藤しているんです。
男性育休という制度について(簡単に整理)
ここで、最低限の事実だけ整理します。
男性も育休を取ることができる
短期間(2週間〜1か月)という選択肢もある
育休中は給付金があり、収入がゼロになるわけではない
私は今、
「最低2週間、余裕があれば1か月」
という幅を持たせた考え方で、
制度を知るところから始めています。
事実よりも「体験と感情」をどう残すか
子どもが大きくなったとき、
「生まれた頃、どんな生活だったか」という事実よりも、
その後、
夫婦でどんな体験をして、
どんな感情を共有して、
納得して前に進めていたか。
私は、そちらの方が大事だと思ってます。
忙しかった。
余裕がなかった。
でも、その経験があったから、
お金や働き方を本気で考えるようになった。
そんなふうに、
事実がマイナスでも、
体験や感情がプラスに転じる形を選びたいんですよね。
まだ答えは出ていない
私はまだ、答えを出していません。
今は、
制度を知り
自分の不安を整理し
妻と向き合いながら
考えている途中なんです。
この記事は、
「男性育休は取るべきか」という答えではなく、
考え始めるための記録です。
まとめ|読者への問いかけ
ここで、少し問いを投げさせてください。
あなたが「男性の育休」を考えるとき、
本当に怖いのは何でしょうか。
一時的な減収ですか
職場の目や評価ですか
それとも、
今の働き方や収入のままで、
家族を支え続けられるのかという不安でしょうか。
もし、
取らなかった未来と、
取った未来、
どちらにも後悔が残るとしたら。
あなたは、
どちらの後悔の方が、
まだ引き受けられそうですか?
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