妊娠11週に入った頃から、
「11週の壁」という言葉をよく目にするようになりました。
6週、9週ときて、
次は11週。
正直、
「まだ壁があるのか……」
そんな気持ちになったのを覚えてます。
心拍も確認できて、
医師からは「順調ですね」と言われている。
それでも、
「11週」という数字を見ただけで、
どこか落ち着かない…。
なぜ、11週が“壁”と呼ばれるのか。
そして、その言葉とどう向き合えばいいのか。
一度、きちんと整理してみることにしました。
「11週の壁」と呼ばれる理由
11週が「壁」と言われる理由の多くは、
妊娠初期の中でも、ひとつの区切りに近づく時期だからだと思います。
妊娠12週前後で、
医学的には「妊娠初期」と呼ばれる期間を終え、
次の段階へ移行していきます。
その直前である11週は、
「もう少しで初期が終わる」
「でも、まだ初期でもある」
そんな中間地点です。
この“中途半端さ”が、
安心と不安を同時に生みやすい時期なのだと感じました。
👉 11週を越えたときの私の体験と感情
先日の検診で心拍も出て一安心。
…したのは束の間
数日たってしまえば、
またいつものように、次の検診まで長い不安を抱える毎日。
それに、次の検診を越えたって、まだ初期。
まだまだ、安定期までは遠いなぁ。
安定期がどれだけ言葉通り”安定”しているのかは、分かりません。
けど早く安定期に入って安定という言葉で、安心したい。
流産率の数字が不安を増やすこともある
11週の壁が意識されやすい背景には、
流産率に関する情報もあります。
「◯週を超えると流産率が下がる」
「11週を越えたらかなり安心」
こうした表現を見かけると、
どうしても“ここを越えなければ”という意識が強くなります。
ただ実際には、
流産率はある週を境に急激に変わるものではありません。
少しずつ、なだらかに変化していくだけです。
数字だけを見ると安心できそうでも、
その数字が逆にプレッシャーになることもある。
11週の壁は、そうした数字の見え方が作り出した側面もあると思います。
👉 11週のときの流産率の感じ方
「11週を越えたら、いわゆる”壁”を突破したことになる。
だから一息つける。楽になれる」
なんて、思っていました。
けど、
“11週を越えたら安心”という言葉に、逆に縛られていました。
流産率はだんだんではあれど、たしかに下がっていきます。
でも「流産しない」ではないんです。
安心を手にれられると思っていましたが、
現実を突きつけられました。
私の安息に必要なのは、
「流産の確率が下がること」ではなく、「流産しないこと」だったんですね。
つわりや体調の変化が重なる時期
11週前後は、
つわりの変化を感じる人も多い時期です。
少し楽になる人もいれば、
まだ続いている人、
逆に波を感じる人もいます。
体調が変わると、
「良くなった=大丈夫?」
「軽くなった=逆に不安」
そんなふうに、
どちらに転んでも不安になりやすい。
11週の壁は、
体調変化と心理的な揺れが重なりやすい時期でもあるのだと思います。
👉 11週のときのつわりに対して
つわりが、少し落ち着いた。
週数的にピークを越えたのかな?
たぶんきっと、そうなんだろうと思います。
けど、
「つわりが落ち着いた、もしかして…」と考えずにはいられないんです。
安心より先に不安が出てきた瞬間でした。
変化がないのは怖いけど、変化があっても怖いんです。
「壁」を越えることが目的になってしまう危うさ
「11週の壁を越えたい」
そう思う気持ちは、とても自然です。
でも、
壁を越えること自体が目的になってしまうと、
次の壁がすぐに見えてきます。
11週を越えたら、
次は12週。
安定期。
次の検診。
不安がなくなるタイミングは、
なかなかやってきません。
そう考えたとき、
11週の壁は「越える目標」ではなく、
「今ここにいるんだな」と確認する通過点として捉えた方が、
気持ちが少し楽になりました。
👉 11週のときの壁についての考え
結局、思うに壁を越えたところで、
「まだ安定期じゃない」とか
「安定期に入ったからと言って」とか
不安は絶対に出てくるんですよね。
現に、心拍の壁を越えてもやっぱり、〇週の壁って新しい不安がすぐに出ていますしね。
11週で本当に大切にしたい視点
11週でいちばん大切なのは、
数字や言葉よりも、
今の経過です。
医師からの説明。
検診での様子。
そして、今出ている症状。
多量の鮮血や強い腹痛がない。
「順調」と言われている。
これは、
「11週の壁」という言葉よりも、
ずっと信頼できる情報だと思います。
不安が消えなくてもいい。
怖さが残っていてもいい。
11週は、
「安心しきれなくて当たり前」の時期なのだと、
そう思えるようになりました。
👉 11週のときの私の感覚
完全に安心してる、というわけではないけれど、
不安に飲み込まれて常に脳裏を過る、って状態でもない。
心拍のときよりも不安度合いは、少しですが小さいです。
そんな感じで、
「不安はなくならないけど小さくはなっていくのかな」
それが私の今です。
11週は「安心しきれなくて当たり前」の場所
「11週の壁」は、
医学的な節目と、
統計の切り取りと、
そして不安な気持ちが重なって生まれた言葉です。
越えたら終わり、という壁ではありません。
不安が残るのも自然なことです。
今いる場所を静かに受け止めながら、
医師の言葉と、
今の経過を信じていく。
11週は、
そうやって過ごしていい時期なのかなぁ、と思いました。
コメント