#妊活

妊活がつらくなったとき、僕たちが決めておいた“逃げ道”

妊活は、がんばることばかりじゃない。

うまくいかない日もあるし、何度も落ち込んで、ふたりで泣いた夜もありました。

でもそんな時のために、私たちは“あらかじめ”決めておいたんです。
「つらくなったら、ここに戻ろうね」っていう、**夫婦の“逃げ道”**を。

この記事では、妊活がつらくなったときの僕たちの過ごし方と、心を守るために話し合った“逃げ道”について書いてみたいと思います。

 

妊活がつらくなったとき、私たちに起きたこと

期待→落胆のサイクルに心がすり減った

チャンスデーはできる限り時間つくって、義務感にも目を背けながら、
途中、セックスレスになったこともあった。

こう表現したらあまりよくないのかもしれないけど、”がんばってしてきた”つもりでした。

なのに、陰性反応だったり生理が来たり。
期待と落胆を繰り返していくうちに落胆の方が強くなって、こころがすり減っていくのが分かりました。

 

何も話さない夜が増えた

妊活がうまくいかず、セックスが義務化したりセックスレスになったりで、何も話さない夜が増えました。
スマホや趣味に逃げたり、夜勤だと逆に安心してしまったり。

乗り越えた今だからこそ、「こんな夜も必要だったんだね」なんて言えますけど、
当時は終わりの始まりが見えている感覚がすごくありました。

セックスをしても、それはただの生殖行為という感覚。

 

「こんなに頑張ってるのに」という気持ちが苦しかった

夫婦でお互いにそうだと思いますが、がんばっていたからこそ、よけいに苦しかったです。

夫婦関係が冷め切ってなかったから、
無言の夜がつらかったし
セックスレスがつらかったし
落胆するのもつらかった

冷め切っていたら、がんばってるなんて気持ちがそもそも出てこないですからね。
義務感があろうとレスだろうと、夫婦で前に進んできた。
その事実が、私たちをよけいに苦しめたんです。

 

私たちがあらかじめ決めておいた“逃げ道”

「妊活を一旦休んでOK」という共通認識

今は妊活をお休みしています。
手術後の経過観察中という理由なため、このお休みは私たちの”妊活疲れ”によるものではありません。

ですが今後妊活をしていく中で、疲れてしまうこともあるかもしれません。

そんなときのために、
今後、妊活に疲れてしまったら”いったんお休みしてもいい”という2人の共通認識をもつことにしました。

そういう認識、前提を2人であらかじめもっておけば、疲れてしまった側が話を切り出しやすいでしょうし。
逆に、続けたかった側も認識が土台にある分、受け入れやすいと思うんです。

「この言葉を出したら中断する」サインルール

しかしいざ妊活疲れしてしまったら、言い出しにくいと思うんですよね。
夫婦関係に溝を作りかねない行為をするんですから。

もちろん溝を作ったから、妊活疲れをしてしまった側が悪いというワケではないです。
ただ、そこに現実として溝ができる可能性がある、それがどちら発信かというだけです。

だけど、夫婦関係において、溝ができる可能性がある/なしで言ったら、ない方がよいでしょう。
なにかを打ち明ける側に気持ちの負担がある/なしで言ったら、こちらもない方がよいでしょう。

なので、私たち夫婦はちょっと中断したいかも、ってときのためにサインを決めています。
役立つ日が来ないことを願ってはいますが、夫婦関係を保護する安心材料ではあります。

 

「旅行に行こう」「お酒OKの日を決める」などの具体的な対処法

とはいえ、妊活はなるべくならお休みなく続けられた方がよいでしょう。
お休みが長期に渡ってしまって、そこからレスへ・・・なんて可能性もゼロじゃないでしょうし。

なので、ゆるくながく妊活を続けていくために、
息抜きとしての具体的な対処法ももっておくと、気持ちがかなり楽なのかなと思います。

私たち夫婦でいえば、
「旅行にいこう」「この日はお酒OK」などですかね。

特に妻は旅行が好きで連れていくと喜ぶので、いい気分転換になっているようです。
私は私でお酒が好きなので、妊活をしながらも飲めるなんて嬉しいことこの上ないです。

あらかじめ逃げ道をもっておくことが、夫婦で妊活に進む道なのかなぁ。

 

いま妊活がしんどいあなたへ伝えたいこと

「がんばるだけ」が正解じゃない

妊活はがんばらないと結果がでないかもしれません。
現に、私たち夫婦は妊活お休み中なため、当たり前ですが結果もなにもない状態です。

妊活で結果を出すには、がんばることが正解かもしれません。

ですが、夫婦ふたりで歩んでいく過程に妊活があるのだとしたら。
必ずしも、妊活をがんばることだけが正解ではないと思うんです。

「がんばるだけ」が正解じゃない

ときには逃げたとしても、
どういう結果になっても、
一緒にいたいと思えるふたりに、なっていけたらな

 

逃げ道を“決めておく”のは、ふたりの未来のため

逃げ道を”あらかじめ決めておくこと”は、ふたりの未来のためです。
思いつきで逃げるのとは、意味が違います。

妊活という名の持久走をふたりで走りきるための大事な手段だと思います。
逃げ道というよりは、寄り道といった方がいいのかもしれません。

 

妊活が終わったときに、“ふたりが一緒にいる”ことの方が大事

どういった形であれ、いつかは妊活が終わりが来ます。
そのときに”ふたりが一緒にいること”の方が、妊活の結果よりもずっと大事なのかなって思いました。

私は妊活を始めた当初は、
「子どもができなかったら、その後どうなるんだろう」とか
「一緒にいたいとカッコつけて言ってはみるものの、実際どうなんだろう」とか
ぼんやりと不安に感じていました。

この不安を抱えたままで結果も悪かったら、一緒にはいられなかったんじゃないかなぁ。
そう感じるくらい、今は結果がどうあっても一緒にいたいと思っています。

子どもを作る過程としての妊活、ではなくて
夫婦関係をつくる過程としての妊活、でありたいな。

 

逃げ道は、甘えじゃなく、夫婦のやさしさだった。

妊活がつらくなるのは、真剣に向き合っている証拠だと思うんです。
でも、それで心が壊れてしまったら意味がないと思います。

「逃げ道」は、サボりじゃなくて、夫婦で続けるための仕組み

あなたとパートナーにも、ふたりなりの“逃げ道”ができますように。
それはきっと、妊活の先に続く未来を支えてくれると思います。

妊活は夫婦のチーム戦。悩みながら、でも前を向いて。 noteでは心の記録、ブログでは妊活シリーズを綴ってます🌱 好きなお酒はジンとアブサンです。 ▶︎ note:https://note.com/haibarasan ▶︎ ブログ:https://dannamesen.org

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