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排卵日と旅行が重なったとき、僕たちが選んだ“ちょうどよい距離感”

排卵日と、温泉旅行がちょうど重なりました。
しかし妊活中の僕たちにとって、それは“タイミング”という言葉の意味が、少し重くのしかかる瞬間でもあります。

「せっかくの旅行、楽しみたいよね」
「でも、チャンスを逃したくないよね」

そんなふたりの気持ちが、言葉にならずに交差する。
だけど今回、僕たちはいつもと少し違う感覚で“その日”を迎えることができました。

今回はそんな妊活温泉旅行で感じたこと、触れたことについて書きたいと思います。

旅行前に訪れた、“うれしい誤算”

排卵予定日が旅行と重なった瞬間の感情

排卵予定日と旅行の日が1日もズレることなくピッタリ重なりました。

正直、驚きました。
「だいたいこの辺かな~、当たったらいいな~」くらいの気持ちで設定した日にちでしたからね。

チャンスデーが月に5日間くらいあるのであれば、前半や後半の2日がうまく重なったりする可能性も高いですけど、月の2日間しかないうちの2日間にピッタリですからね。

嬉しいとかそういう感情よりも、驚きが強かったです。
ワクワクと不安が混在した感情。

申し訳なさそうな妻と、ちょっと嬉しかった僕

妻は旅行に重なってしまったことで、少し申し訳なさそうにしていました。
理由を聞くと、「せっかくの旅行なのに、僕のお酒事情に制限がかかるから」とのことでした。

僕の方はまったくそんなことは気にしておらず、むしろ喜びの方が強かったです。
だって、もしこれで陽性が出たら、新婚旅行に引けを取らない”一生の記念になる旅行”になることもあり得るわけですからね。

そのことを伝えたら、妻は安心した表情をしていました。

そもそも対等な関係なんですから、それに妊活の負担は女性の方が大きいんですから、申し訳ないなんて感じる必要は一切ないんですけどね。

予定を合わせる難しさと、奇跡のタイミング

普段から妊活に予定を合わせる難しさを感じています。
スケジュール調整や体調管理や体力温存。

特に、ふたりとも働いていて私に関しては夜勤もありますからね。
やっぱり妊活を中心に予定を作っていくのは難しいものです。

それがなんと、奇跡のタイミングで温泉旅行にピッタリと。

当初は申し訳なさそうにしていた妻も、喜びに一転。
今回もどうなるかは分からないけれど、この奇跡のタイミングを信じたい!

「妊活旅行」じゃなく、「ふたりの旅」でいたかった

お酒は控えめ、でも楽しむ気持ちは忘れない

旅行と排卵日が被ったってことは、ばっちりと妊活ができます。

なので、せっかくの旅行ですがお酒は控えめに。
ここで妊活を忘れてお酒に浸ってしまったら、今回の妊活失敗どころか、夫婦の信頼関係にも傷をつけかねません。

だけど「さいごのふたり旅」になる可能性もあるわけで。
だから楽しむ気持ちも忘れてはいけないなって。

メリハリをつけた、いい夫婦の過ごし方ができるかな。

結果が陰性だったとしても、行ってよかったと言える旅行となるように、妊活も観光も楽しんで。
どんなことでもまるっとぜんぶ、ふたりで。

温泉とごはん、日常を離れてリセットできたこと

排卵日が重なったので妊活デーでもあると同時に、旅行デーでもあるワケで。

しかしそこまで排卵日を意識することもなく、旅行は旅行でプレッシャーを感じずに楽しむことができました。
ふたりでこうやって、日常から離れて気持ちを穏やかに過ごせるのっていいですね。

まぁでも、実は今回の旅は”手術明けの妻へのリフレッシュ”という意味も考えていたので、旅行地からご飯、旅館までを妻向けにこだわりましたからね。
妻は「いつかもう一度、絶対にこの旅館に来たい」なんて言っていました(笑)

お酒を控えたり食事をセーブしたり妊活の時間から逆算して貸し切り風呂に行ったり。
もちろん、さらに逆算して自分のお酒の時間もつくったり。

小さくはありますが、妊活を意識しつつの旅行でしたね。
けれどそれがお互い重荷ではなく、もう一度来たいと言ってもらえるなんて、とても嬉しかったですね。

行為の重さよりも、「自然に重なった」安心感

余談ですが実は過去にも、行為目的で旅行に行ったことがあります。
セックスレスのときです。

セックスレスの解消法にありがちな、非日常体験としての旅行、というものです。
この旅行で行為ができなかったら、もう打つ手がないから終わりだ、なんて当時は思っていました。

しかし結局、その旅行では重なりあうことはできませんでした。
「あぁ、別れるのも時間の問題なんだろうな」と、すごくつらかったのを覚えています。

そして今回の妊活が前提となった旅行。

プレッシャーによる事務的な、作業的な行為ではなく、ちゃんと「旅行の流れの中で自然に」重なれました。
その際にはお互いの負担にならないように配慮をしたり、そんな気持ちが見え隠れしたのが嬉しかったり。

タイミング法による妊活がピッタリとちゃんとできたという嬉しさ。
それをプレッシャーに感じず、旅の中でごく自然に重なれた安心。
セックスレスを乗り越えて、もう僕たちふたりは大丈夫なんだという自信。

いろんな良い感情に、包まれた気がしました。

※旅が終わっての帰宅後、その日もチャンスデーだということを忘れずに行為をしました。
けど旅の疲れもあって、こっちはもうかなりの作業的な行為になってしまいました(笑)
妻が「私たち今日がんばったよね?」と笑っていました。そりゃあ、昨日よりがんばったよ!(笑)

旅が終わった今、僕たちはどう感じているのか

「期待しすぎない」ことの優しさ

「行為をした=妊娠できる」ではない現実はあります。
ですがそれでも希望をもちたい気持ちもあります。

けど期待しすぎないことも、妻へのやさしさなのかなって思います。

排卵日にはスケジュール調整をしてお酒も控えて、体力も温存しておいて。
行為は自然になるようにして、妻の気持ちに配慮して期待を押し付けず、かつ期待しすぎず。

大変ではありますけど、こういう行動の積み重ねが信頼になっていくと思っています。
妻との未来に子どもがいるかは今はわかりませんが、どっちだとしても、今後一緒にふたりで過ごす上でこの信頼の積み重ねは大事なことだと思います。

そのうちの一つが「期待しすぎないことのやさしさ」なのかなって、写真を見て旅行の余韻を感じながら思いました。

「それでも希望はあるよね」と言えた夜

「どうなるか分からないけど希望はあるよね」と言えたとき、妻も僕も、とても安心しました。
この言葉は、僕自身に言った言葉でもあったのかもしれません。

たとえ妊娠しなくても”夫婦で選んだ過ごし方”に悔いはないと思えました。
妊娠=希望、ではなくて、”ふたりで落ち着いて前を向けている=希望”という感じです。

もし仮に今回陰性だったとしても、妊活をしていても「ちゃんと楽しめている」ことを確認できたのは大きな収穫です。

また来月、こんなふうに過ごせたらいいな

「来月も、こんなふうに過ごせたらいいな」って、思いました。

妊娠したいのはそうなので結果に振り回されてずっとモヤモヤ過ごしたいとは思いません。
けれど、今回の旅行みたいに、妊活を前向きにとらえてその中でも楽しめてお互い信頼関係をつよめられる過ごし方はよかったし次もそうなるといいな、と思ったんです。

妻と一緒に、心穏やかに過ごしていけたら。

そしていつかまた、妻の体調や心の余裕を見てにはなりますけど、どこかに妻目線の旅行ができたらいいな。

「排卵日=義務」にならない、ふたりのペースを大切にしたい

妊活中の旅行は、ときにプレッシャーや焦りを生むことがあります。
でも今回、僕たちは“義務”や“期待”を少しだけ脇に置いて、自然な空気の中で過ごせました。

「楽しむこと」と「タイミングを取ること」は、両立できるのかもしれない。

結果はどうあれ、「ふたりで選んだ時間」に悔いはないです。
そんなふうに思えたことが、今はなにより嬉しかった。

妊活は夫婦のチーム戦。悩みながら、でも前を向いて。 noteでは心の記録、ブログでは妊活シリーズを綴ってます🌱 好きなお酒はジンとアブサンです。 ▶︎ note:https://note.com/haibarasan ▶︎ ブログ:https://dannamesen.org

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