流産後の2回目の妊娠が出産まで至る確率は高いのか?医学データから徹底解説

妊娠初期において、「前回流産した」という事実は、不安を強くします。
次の妊娠が順調に育つのか?
また同じことが起きてしまうのではないか?

しかし医学的には、
“1回の自然流産を経験したあとに妊娠した場合、出産まで至る可能性は十分に高い”
という研究が複数存在します。

この記事では、
世界的な医学論文や産科団体の情報をもとに、
流産後の妊娠がどれほど高い確率で出産へつながるのか を具体的な数値とともに解説します。

私自身も前回の流産を経験した夫として、「次は大丈夫だろうか」という不安と向き合いながら書いています。

📘1回の自然流産のあと、次の妊娠が出産へ進む確率

出産に至る確率は「約70〜80%」と高い

世界的な不育症研究の第一線にある Kolte らの大規模研究では、
原因不明の自然流産を1回経験した女性の “次の妊娠の生児出生率(live birth rate)は約75%”
と報告されています。

📚 引用元(一次情報)

Kolte AM, et al. Human Reproduction. 2015;30(8):1997–2003.
「Reproductive prognosis for women with recurrent pregnancy loss」

👉 つまり、4人中3人は出産まで至っている計算です。

この数字を初めて知ったとき、夫である私も「思っていたよりずっと高いんだ」と安心材料になりました。

📘流産経験者の“次の妊娠”は、むしろ出産率が高い?

「生児出生率が1.42倍になる」という研究データ

イギリス産科医チームによる Lancet に掲載された研究では、
流産歴のある女性は、次の妊娠で生児出生に至る確率が 1.42倍 に上昇する
というデータが示されています。

📚 引用元

Quenby S, et al. Lancet. 2017;389(10085):1656–1667.
「Miscarriage matters」

✔なぜ出生率が上がるのか?

  • 医療機関で早期からフォローアップが行われる

  • 黄体補充などの治療につながる場合がある

  • 生活改善の意識が高まる

  • 夫婦ともに妊娠初期のサインに敏感になる

👉 “流産したから次も危ない” のではなく、
“流産したからこそ次は適切にフォローされ、結果として出産率が上がる”

という考え方が今のスタンダードです。

📘専門団体の見解──「1回の流産は非常によくある。次はうまくいく」

米国産婦人科学会(ACOG)の公式見解

アメリカの産婦人科学会(ACOG)は明確にこう述べています。

✔ “1回の流産は非常によくあることであり、大多数の女性は次の妊娠で健康な出産に至る”

📚 引用元

American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG)
Practice Bulletin No. 200: Early Pregnancy Loss (2018)

👉 世界最大の産科団体が「次の妊娠はうまくいくことが多い」と明言しています。

📘日本国内のデータでも「次の妊娠は成功しやすい」

日本産科婦人科学会の Q&A でも、
1回の流産では不育症とは診断されず、次回妊娠は成功する可能性が高い
と説明されているのが一般的です。

✔ポイント

  • 流産の約80%は「受精卵の染色体異常」によるもの

  • 妊娠する側に問題があるとは限らない

  • 偶発的で、くり返されるものではない

👉 つまり、“たまたま起きただけ” のケースが大半。

📘 まとめ──流産後の2回目の陽性は“希望の高い陽性”

  • 1回の自然流産後の次の妊娠の生児出生率 → 約75%(Kolte 2015)

  • 流産歴がある女性は次の妊娠で出生率が 1.42倍に上がる(Quenby 2017)

  • ACOGも「次の妊娠はうまくいく」と明記

  • 流産の多くは“偶発的な染色体異常”であり、繰り返すものではない

  • 次の妊娠は医療フォローが早く、母体の意識も高く、結果的に成功率が上がる

私たち夫婦も前回の流産後、不安の中でこの数字を探していました。
今まさに同じ気持ちで検索している方に、少しでも安心材料として届けばと思っています。

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