妊活を続ける中で「排卵誘発剤」という言葉を耳にする人は多いと思います。
クロミッドやレトロゾールなど、よく使われる薬はあるものの、それぞれの違いや使う場面、副作用については意外と知られていません。
この記事では、排卵誘発剤の基本的な仕組みや種類、実際に使う場面、そして注意点までを詳しく解説します。
私自身も妻の治療を通して初めて知ったことが多かったので、同じように悩む方の参考になれば嬉しいです。
※この記事は、妊娠前に書いた下書きを、内容を変えずに整えて公開しています。
排卵誘発剤とは?
排卵誘発剤とは、女性の排卵をサポートするために用いられる薬です。
本来は脳から卵巣に「排卵の指令」を出すホルモンが分泌されるのですが、ホルモンのバランスが崩れると卵子がうまく育たなかったり、排卵そのものが起こらなかったりします。
排卵誘発剤はこの仕組みに働きかけ、卵胞の成長や排卵を促す役割を果たします。
また「排卵障害」がある人だけでなく、妊活をしていてもなかなか結果が出ない夫婦にも処方されることがあります。
排卵のタイミングを安定させることで、タイミング法や人工授精と組み合わせやすくなるからです。
👉 私の妻も排卵誘発剤を利用
妻も排卵障害(PCOS)があり、薬を使うようになって初めて“私たちはもう不妊治療の入口に入ったんだ”と実感しました。
よく使われる排卵誘発剤の種類と違い
クロミッド(クロミフェン)
クロミッドは最も古くから使われている代表的な排卵誘発剤です。
脳に「女性ホルモンが足りていない」と錯覚させることで、排卵を促す仕組みになっています。
服用が簡単で、多くの症例で使用されてきた安心感があります。
ただし副作用として、子宮内膜を薄くする作用があります。
子宮内膜が薄いと受精卵が着床しづらくなるため、長期的な使用は避けられ、3〜6周期程度にとどめるのが一般的です。
👉 知らなかったリスク
妻も最初はクロミッドを使っていました。副作用の話を聞いたとき、正直“そんなリスクもあるのか”と驚いたのを覚えてます。でもよく考えてみれば、薬ですから副作用もありますよね。
レトロゾール
レトロゾールは、もともと乳がん治療薬として開発されましたが、排卵誘発効果があることがわかり妊活でも使われるようになりました。
クロミッドと比べて子宮内膜を薄くしにくいとされ、妊娠率が高まる可能性があると報告されています。
ただし、日本ではまだ保険適用外のケースが多く、処方するかどうかは医師や病院によって判断が異なります。
「クロミッドで効果が得られなかった人がレトロゾールに切り替える」といった使い方もあります。
👉 レトロゾールがうまく効かない
実際に妻はレトロゾールを2周期試しましたがうまくいかず、“またクロミッドに戻すね”と先生に言われました。その瞬間、薬選びがこんなにも試行錯誤なんだと感じました。
「けどこの2つがダメだったら、どうなっちゃうの?」と不安に思ったのを覚えています。
注射タイプの排卵誘発剤
飲み薬だけでなく、注射で排卵をコントロールする薬も存在します。
代表的なのは「hCG注射」で、排卵直前の卵胞を放出させる目的で使われます。
また「hMG注射」は卵胞の成長をサポートするために使われ、複数卵胞を育てたい場合に処方されることもあります。
内服薬で十分な反応が得られないときや、人工授精・体外受精に進む段階でよく併用されます。
排卵誘発剤が使われる場面
排卵障害がある場合
代表的なのは「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」です。
卵胞は育つものの排卵に至らないため、排卵誘発剤を使うことで排卵を起こし、自然妊娠を目指すケースがあります。
また、ホルモン分泌の不安定さから排卵が定期的に起きない人にも有効です。
👉 突きつけられる現実
妻もPCOSと診断され、薬を飲むことになりました。“良くない体”と突きつけられたようで、私も少しショックを受けました。薬でどうにかなればいいけど…。
タイミング法で妊娠確率を高めたい場合
排卵障害がなくても、排卵のタイミングをより明確にする目的で薬が使われます。
特に、夫婦の生活リズムが合いにくい場合や、夜勤・出張がある人にとっては「この日!」とタイミングを合わせやすくなるメリットがあります。
👉 タイミングはあくまで目安
私たちも夜勤があるので、薬で排卵のタイミングを合わせられるのは本当に助かります。
とはいえ、排卵予定日はあくまで目安です。
そしてその予定日も直前に告知されるので、夫婦の予定のすり合わせが大変です。
人工授精や体外受精の補助
人工授精(IUI)や体外受精(IVF)の際には、複数の卵子を育てて成功率を上げるために排卵誘発剤が使われます。
体外受精では卵子を採取する必要があるため、必ずと言っていいほど誘発剤が使われます。
副作用や注意点
子宮内膜が薄くなる可能性
クロミッドを長期間使うと子宮内膜が薄くなることがあります。
着床の可能性に直結する部分なので、周期を区切って使用するのが一般的です。
👉 サプリ的に飲める薬じゃない
この説明を聞いたとき、“ただ飲めばいい薬じゃないんだ”と身構えました。
多胎妊娠のリスク
排卵誘発剤を使うことで複数の卵胞が成熟するため、双子以上の妊娠につながることがあります。
妊娠率は上がりますが、母体への負担が大きくなるリスクもあるため、医師が慎重に管理します。
副作用の自覚症状
服用中に頭痛・吐き気・腹部の張りなどの症状が出ることがあります。
また卵巣が腫れる「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」のリスクもあります。
症状が出た場合は必ず医師に相談することが大切です。
👉 何もできない憤り
服用している妻は、時折、副作用に悩まされていました。
ですが私にできることはなく、やるせない気持ちでいっぱいでした。
排卵誘発剤は「知識と安心感」を持って使うことが大切
排卵誘発剤は、妊娠の可能性を高めるために多くの人が使う薬です。
クロミッドやレトロゾール、それぞれに特徴や副作用があり、使う場面も違います。
大切なのは「薬の特徴を知ったうえで医師と相談し、夫婦で共有すること」。
知識を持つことで不安を減らせますし、治療への向き合い方も前向きになります。
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