妊活を再開する前に、夫婦でやっておきたい準備リスト【心・体・環境】
「そろそろ、妊活を再開しようか」
そう思ったとき、焦りよりもまず感じたのは「ちゃんと準備できてるかな?」という不安でした。
今回の記事では、私たち夫婦が再開前に実際に話し合い、整えてきた心・体・環境の準備をまとめました。
心の準備
パートナーと「もう一度やってみよう」と話せたか
実際にもう一度妊活を始めるとなると、とても緊張します。
避妊してのセックス、ふたりの時間もいいよね、ってやっと気持ちが落ち着いてきた、慣れてきたというのもあります。
そこからまた、気持ちを整理して妊活を再スタート。
ある意味、一度目の妊活スタートのときより緊張している気がします。
ふたりの時間がよかったのも、事実です。
しかしここで妊活についてふたりで話さなかったら、ダラダラと時間を過ごしてしまうのかもしれません。
そうなると、良かったふたりの時間がよくないものになりかねないのかなって。
だから、ふたりで妊活についての意思確認ができたのはよかったと思います。
過去を振り返るタイミングを持てたか
過去をふりかえったところで別に過去が変わるワケではありませんが、一緒にすごして話してきたことはこれからのふたりの自信になると思うんです。
過去をふりかえったからこそ、これから妊活がどうあっても妻と一緒にいたいと思えたし逆に悩んだときは支えてもらいたいなって思いました。
過去をふりかえって執着して立ち止まってしまうなら、いっそのこと振りかえらない方がいいかもしれません。
しかし私にとって、過去の振りかえりが今のふたりの自信になりました。
あのとき、あんなことができたのに…とか
あのとき、ああしてればこうなってたんじゃないか…とか
過去の振りかえりって、そんなものだと思います。
もちろん私も、それがないわけではありません。
けど覚悟をもって選択してきたから、”もっと悪かった”かもしれない未来も避けられてるワケで。
“していれば”と比べたら見えにくいですけど、間違いなくしてきました。
そんなところを振り返られたらなと思います。
体の準備
再開のタイミングを医師と相談す
妻側は手術を行っています。
ですので、妻の身体のことを考えて再開をするべきなんだと思います。
しかし私は専門家ではないので、具体的なよい再開タイミングは分かりません。
なので、妻の担当医と相談しながら再開のタイミングを決めようと思います。
術後について調べれば、ある程度の再開タイミングは分かります。
しかし個々の差もあるでしょうし、自己調査によるものより専門家の意見が大切かなと思います。
ですので、ネットで調べたことは参考程度にして担当医に相談しようと思っています。
サプリや生活習慣を見直す
妊活がいったんお休みになってからというもの、葉酸や亜鉛を飲むのをサボりガチになってしまっています。
それと、生活習慣も少し堕落しているように感じます。
常に生活習慣をキッチリさせるのは難しいですが、妊活のときは少なくともキッチリしないととは思っています。
なので、サプリや生活習慣をこのタイミングで見直してみようと思います。
特に、葉酸は妊娠の一ヶ月前から摂取することが推奨されているので、今からまたシッカリと飲み始めるのが吉かなと思っています。
生活習慣も、妊娠してからさあ直すぞ!と意気込んでもすぐに直るものではありませんからね。
少しずつ、けれど着実に直していこうと思います。
環境の準備
仕事や家庭のスケジュールを確認
セックスをするだけならいざ知らず、「チャンスデーにする」となると自ずと日は限られてきます。
その数日の機会を逃してしまったら、次は来月、それも逃してしまったら再来月…。
前回の妊活時に体感はしているのでわかっているつもりではいます
ですがやはり、それでも仕事や家庭のスケジュールは確認しておいた方がいいのかなと思いました。
チャンスデーがそれほど多いワケではないですし、外せない用事や仕事があったりすることもありますからね。
あと余談ですが、チャンスデー付近の喧嘩は避けたいものですね。
喧嘩してタイミングを逃してしまって、はい来月。なんてことも私は過去にありましたから。
そういったことを防ぐためにも、確認はしておいた方がよいのかなと思っています。
お金と制度の話(出産費用無償化など)
これから妊活していく中で、治療が進んでしまったらどれくらいお金がかかるのか、とか
妊娠できたとして、お互いの仕事はどうなってどのくらいの世帯収入になるのか、とか
そして出産費用はいくらくらいかかるのか、とか
特に出産費用無償化については、気になるところですからね。
無償化をはじめとする妊娠出産のお金に関する制度をまとめておきました。
参考になれば幸いです。
🍼 現在の出産費用と「無償化」制度の比較まとめ(2025年時点)
項目 | 現在(2025年) | 無償化後(2026年度以降予定) |
---|---|---|
出産費用(平均) | 約50万〜52万円(地域差あり) | 標準的な分娩に関しては実質ゼロ円を目指す |
支給制度 | 出産育児一時金:50万円(原則) | 同様の給付または保険適用+公費補填方式へ |
自己負担 | 実質0〜数万円ほど不足する家庭も(※約45%) | 基本的にはゼロ。ただしオプションは対象外 |
対象 | 正常分娩は保険適用外 → 一時金で補う | 正常分娩を保険適用+一部公費でカバーする方向 |
オプション対応 | 無痛分娩・個室・祝膳 → 全額自己負担 | 無痛分娩や個室利用は引き続き自己負担の可能性大 |
実施予定 | 現在運用中 | 2026年度(早ければ4月)から導入予定 |
💬 引用元・参考資料
厚生労働省「出産育児一時金に関する資料」
https://www.mhlw.go.jp/content/000884188.pdf
→ 産科医療制度の現状と費用実態に関するデータあり読売新聞「出産費用、自己負担ゼロに」(2023年6月報道)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230627-OYT1T50265/
→ 出産無償化の政策概要・2026年度めどと報道朝日新聞「出産費用の自己負担ゼロ、検討本格化」
https://www.asahi.com/articles/ASR6W5H9JR6WUTFK00F.html
→ 財源、制度設計、無痛分娩の扱いなどの課題も記載ありTHE TIMES(英紙)「日本、出産費用支援で少子化対策」
https://www.thetimes.co.uk/article/japan-tokyo-women-epidurals-declining-birth-rates-ljcnzxwh0
→ 無痛分娩の費用支援も含めた国際的な注目報道
出産費用無償化以外にも、以下のような制度があります。
🍼 妊娠・出産に関するお金の制度まとめ(2025年版)
制度名 | 内容 | 支給額・条件など |
---|---|---|
出産育児一時金 | 出産1回につき支給 | 原則50万円(2023年4月〜引き上げ済) |
妊婦健診の公費助成 | 妊婦健診の費用を補助 | 約14回分が公費(地域差あり)例:上限10〜15万円相当 |
出産手当金(※会社員向け) | 産休中の給与を補填 | 産前42日・産後56日間、給与の約2/3を支給(健康保険加入者のみ) |
育児休業給付金(※雇用保険) | 育休中の生活費支援 | 最初の6か月は月給の67%、以降50%(上限あり) |
高額療養費制度 | 医療費が高額になった場合の補助 | 自己負担限度額を超えた分を払い戻し(所得によって上限が変動) |
医療費控除(確定申告) | 医療費が年10万円以上で還付される | 出産費用も対象になる場合あり。確定申告で税金の一部が戻る |
児童手当 | 子どもが生まれた後に支給開始 | 月額1万〜1.5万円(所得制限あり) |
自治体の出産祝い金や助成 | 地方自治体が独自で支給 | 例:10万円(東京都杉並区など)〜30万円以上の例もあり |
💬 具体例で見ると…
会社員ママ(共働き)+自治体の助成ありの場合
→ 出産で実際にもらえる&カバーされる金額は…
出産育児一時金:50万円
妊婦健診助成:10万円相当
出産手当金:約30〜60万円(収入により)
育児休業給付金:半年で100万円前後
医療費控除:確定申告で3〜5万円の還付
自治体の祝い金:最大30万円(例:島根県出雲市など)
▶ 合計:200万円以上の支援になるケースもあります!
妊活再開は“ふたりの準備”から始まる。
妊活を再開する前に必要なのは、ふたりで歩幅をそろえる準備です。
気持ちも、身体も、生活も。
すべてが完璧じゃなくても、「話せた」「向き合えた」こと自体が、再開への大きな一歩です。