妊娠が分かった直後、多くの人が感じるのが「この不安はいつまで続くんだろう」という気持ちです。
○週を越えたら安心、心拍が確認できたら大丈夫——
そんな言葉を目にする一方で、実際にはなかなか不安が消えないと感じる人も少なくありません。
この記事では、妊娠初期を中心に、不安がどのように変化していくのかを段階ごとに整理しながら、「不安が消えないこと」そのものについて、落ち着いて見ていきます。
妊娠初期の不安は「なくなるもの」なのか
結論から言うと、妊娠初期の不安がある日突然すべて消える、ということはあまりありません。不安は消えるというよりも、形を変えながら続いていくものに近いと言えます。流産への不安、体調への不安、赤ちゃんの成長への不安など、その時々で焦点が移り変わっていきます。そのため、「まだ不安がある=何かおかしい」と考える必要はありません。
妊娠初期(〜12週ごろ)の不安の特徴
妊娠初期は、流産の可能性や出血、つわりの変化など、「見えない部分」への不安が大きくなりやすい時期です。検診の間隔も長く、自分で状況を確認できない時間が続くため、何も起きていなくても不安が膨らみやすくなります。また、○週の壁といった言葉に触れることで、週数そのものが不安の材料になってしまうこともあります。
妊娠中期にかけて不安はどう変わるか
妊娠中期に入ると、流産の不安は少しずつ和らぐ一方で、別の不安が顔を出すことがあります。体調の変化、仕事や生活との両立、赤ちゃんがきちんと育っているかという心配など、不安の内容がより現実的なものへと移っていく傾向があります。不安が減ったというより、「不安の種類が変わった」と感じる人も多い時期です。
不安が強く残る人と、和らいでいく人の違い
不安の感じ方には個人差がありますが、その違いは性格だけで決まるものではありません。情報への触れ方、過去の経験、周囲のサポート、そして「不安を感じてもいい」と自分に許せているかどうかも大きく影響します。不安をなくそうとするほど、かえって不安が強まることもあります。
不安が続いても、それは自然なこと
妊娠初期の不安は、一定の週数を越えたからといって完全になくなるものではありません。不安は形を変えながら続いていき、その時々で向き合い方も変わっていきます。不安を感じている自分を否定するのではなく、「今はそういう時期なのかもしれない」と受け止めることが、心を少し楽にしてくれる場合もあります。
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