病院での精液検査。結果は良好で、医師からも「問題なし」と言われました。
それでもどこかに、「もう少し自分のペースで確かめてみたい」という思いが残っていました。
今回は、“検査の延長線”ではなく、“定点観測としてのキット利用”について書いてみたいと思います。
病院検査──“基準点”としての安心と限界
医療機関での精度と安心感
専門設備・WHO基準・顕微鏡解析など、病院検査の信頼性
1回で明確な判断が得られる“公式なデータ”としての重み
私は1回目の精液検査を病院で行いました。
そもそも当時は検査キットというものがあるのを知りませんでした。
病院検査しか知りませんでしたが、病院は医療機関であり専門設備もあるため、検査の精度が保証されていることは分かります。
これにはとても安心感がありました。
精液検査ではないのですが、私は過去に医療情報を検査キットで行ったことがあります。
検査キットは自分で検査を行うため、検査方法が正しいのかも分かりませんし、検査してくれる先もちゃんとしたところなの?という不安があったのを覚えています。
それでも残る「時間と条件」の制約
検査日=妻の排卵タイミングや仕事と重なりがち
採取・移動・提出など、現実的な“実施のハードル”
実際に感じた「検査のために生活を合わせる」大変さ
検査キットより、病院検査の方が良いのは間違いないでしょう。
しかし時間と条件の制約を考えると、検査キットの方が良い場合があります。
検査キットは病院に比べて、時間と条件の制約が緩やかです。
病院での検査は、開院時間、提出時間、病院への移動時間、仕事の都合、妻の排卵のタイミングなど多くの条件や制約が絡んできます。
特に私は、提出時間が一番厳しい条件と感じました。
精子はナマモノであるため、鮮度が重要です。
なので、提出時間を厳しく限定されます。
この提出時間が数時間と幅があればいいのですが、私が提出した病院は40分程度でした。
この40分より早くても遅くてもいけません。
私は早すぎたために、一度提出を不意にしてしまったことがあります。
そうなると、再提出です。禁欲から再スタート。
精液の提出自体はすぐに済みます。
その提出のためにいろんな予定の調整をしたのに、すべて無駄に。
病院検査は、”検査に生活を合わせる大変さ”を感じました。
「正確さを得るために、あらゆる条件を合わせる必要があります。
それは同時に、“日常から遠い検査”にも感じられました。」
キットの“精度リスク”を正直に考える
素人操作ゆえの誤差
採取タイミングや保存温度などで誤差が出る可能性
運動率などはリアルタイム性が求められるため特に影響しやすい
病院なら検査の”手順も含めて”正確に行ってくれるでしょう。
けれどキットの場合、医療従事者でもなければ、果たして”その手順が性格なのか”が分かりません。
採取のタイミングや量、保存温度など。
説明書通りにやったつもりでも、どこかに不手際があるかもしれません。
しかしそれを指摘してくれる人はいません。
運動率などはリアルタイム性が求められるため、特に影響を受けやすいそうです。
しかしその”素人操作ゆえの誤差”があるからと言って、”キットを使う意味はない”のでしょうか。
それはノーだと思います。
医療機関との違いを理解する
キットは「診断」ではなく「目安」
だからこそ、1回の結果より“傾向を知る”ための道具と捉えることが大切
キットは診断というよりは目安、という認識をすると、キットへの理解が変わってくると思います。
私は1回目と2回目の検査を病院で行いました。
そこで今、はぜキットを手に取ったのか。
それは私の精子の”傾向”を知るためです。
精子の検査は病院であろうがなかろうが、その時々の状態によって結果がかなり変化します。
私自身、1回目は12%だった運動率が2回目では80%でした。
キットは正確性においては病院検査に劣ることは間違いありませんが、手軽さでは勝っています。
検査の回数を重ねてみて、自分の精子の傾向を知るには条件や制約が少なく手軽な検査キットが良いと感じました。
検査のためにスケジュールを組むのは、かなり大変なので。
「数値そのものの正確さよりも、
“今と前回でどう変わったか”を見るものとして扱うほうがしっくりきます。」
キットが病院検査に勝る“2つの理由”
① 手軽さ──“いつでもできる”心理的ハードルの低さ
通院不要で、恥ずかしさも少ない
思い立ったタイミングで採取できる柔軟さ
先程も書きましたけれど、
通院不要ゆえの手軽さがキットの最大のメリットだと感じました。
検査に合わせたスケジュールを組むことから開放されたと思うと、気持ちがすごく楽になりました。
思い立ったタイミングで採取できるのって、検査の心理的ハードルをこんなにも下げるんですね。
この手軽さ、気軽さは、病院検査ではどうやっても勝てません。
加えて、病院に提出する恥ずかしさもありません。
提出数十分前に射精をしてきたというのがモロバレでの提出ですからね。
これは結構恥ずかしいものです。
この羞恥心が嫌で検査を嫌がる男性も結構いるのではないかと思います。
② 定点観測──“自分の状態を積み上げる”安心感
定期的なチェックで、状態変化を把握できる
「精度よりも継続」で、自分の健康と妊活のリズムを可視化
気軽な定期的なチェックにより、状態変化を把握出来るのがキットの良さかなと思います。
スケジュール調整などの制約が緩和される手軽さゆえ、病院検査よりももっと気軽に定期検査ができます。
正確さは劣りますが、継続的に検査をすることで”ふたちの安心”を得られます。
正確性が劣ることがキットの不利な点であることを何度か述べていますが、病院検査とキットは二者択一なものではありません。
キットでの結果に不安があったり明らかに異常と思えるような数値が出た場合に、病院で改めて今までの結果をもとに検査をすればいいだけです。
当然ですが、キットを使ったから病院の検査は使えないというものではないんです。
必要に応じて、選んで使えばいいんです。
「1回の“正確さ”より、
小さくても“続けられる形”のほうが、夫婦にとっての安心につながります。」
私の選び方と“使ってみたくなった理由”
比較して気づいた「バランスの良さ」
即時型・郵送型の比較
精度と気軽さの両立を求めた結果、“まずは入口として”キットを選んだ
私はキットと病院の両方を利用しました。
まず入口としてはキットで良いのかなと思いました。
やはりキットは手軽さが、病院とは雲泥の差です。
初回は自分で検査をしてみて、何か異常を感じたりもっと精密な情報が欲しい場合に病院検査をすれば良いのかなと思います。
私は1回目、2回目の検査を病院で行いましたが、検査前にキットの存在を知っていたら、まずはキットで行っていたと思います。
“正確さ”ではなく“続けやすさ”を優先
3回分パックを選び、定期的な観測を前提に
妻の通院データ(卵胞径など)と合わせて記録する計画
キットには数回分がパックになっている物があります。
そういったキットを選ぶことで、定期的な検査をすることができます。
その検査結果を妻の通院データと合わせて記録すします。
病院検査をすることがあったときに、それらのデータを提出することができます。
数回分パックがあることで、検査を継続的に気楽にできます。
精子の状態は、病院検査でと言えど1回で正確な数値が分かるわけではないですからね。
気軽に定期的に出来るのメリットは大きいと感じました。
キットを買う決断をしたときに、数値の正確性
ではなく行動にフォーカスできた気がしました。
「買う決断をした瞬間、
数値じゃなく“行動”にフォーカスできた気がしました。」
“安心を積み重ねる”という発想
病院での結果を“ゴール”にしない
良い結果でも、日々の変化で数値は揺れる
だから“確認”を日常の一部にする発想が大切
いい結果であったとしても、日々の生活習慣でその数値は揺れます。
実際、2回の病院検査の結果はかなり違うものでした。
だから”確認”を日常の一部にする発想が大切なんだと感じました。
それに、夫が結果に一喜一憂せず、日々行動を積み重ねる姿は、妻の精神面での安心材料にもなると思います。
1回の病院での結果が、ふたりの妊活のゴールではないんです。
結果を受けて何をするか、何を継続するか。
大事なのはその後の行動のように思いました。
結果ではなく次への行動で、妻に示していきたい。
キットは“安心を可視化する”道具
結果が良くても悪くても、それを共有することが夫婦の強さにつながる
妊活における“夫の関わり方”をもう一歩進めるきっかけ
検査に限ったことではありませんが、結果が良くても悪くても、それを共有することが夫婦ふたりの強さに繋がると思います。
キットは継続的に結果を出すことができます。
その度に、夫婦で結果を共有できます。
結果が良くも悪くも共有することでできた強さは安心に変わっていきます。
キットは安心を可視化する道具なんだと感じました。
この安心を手軽に得られるのは、本当にいいですね。
病院検査を日常に溶け込ませるのは、少しハードルが高いですし。
「検査を“こなす”のではなく、“暮らしに組み込む”。
そんな柔らかい関わり方が、今の私にはしっくりきます。」
“数字の正確さ”より、“安心を続ける”こと
精液検査キットは、医療機関の代わりにはなれません。
けれど、病院検査の“間”をつなぐ小さな安心にはなれます。
それは、「もう検査しなくていい」ではなく、「いつでも確かめられる」という自由。
妊活の不安を少しずつほどいていくための、
夫婦に優しい選択肢だと思いました。
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